micro-AMS Inc. Micro Advanced Molding Solutions

contact

技術

technologies

マイクロ波成形とは

特殊なゴム型をマイクロ波で加熱し、
熱伝導で樹脂を溶融・固化させて
成形品を得る技術です。

マイクロ波成形技術

(特許取得)

小ロット製品をすべての材料で
商用品質で提供

PROCESS

  1. ゴム型にプラを入れる

  2. マイクロ波照射で加熱

  3. 取出して冷却

  4. 脱型・仕上げし出来上がり

マイクロ波成形は
どんなシーンで
使えるの?

  • 設計

    • 特殊な樹脂で高機能な
      部品開発をしたい
    • この設計は
      射出成形ではできない
    • 研究開発段階の材料を
      評価したい
  • 開発

    • 製品開発をスピーディーに
      行いたい
    • 設計から評価まで
      一気に進めたい
    • 実材料での試作を
      安価に行いたい
  • 生産

    • 生産量が少ないから
      金型を作るのがもったいない
    • 生産ピークを過ぎた部品の
      金型を何とかしたい
    • 金型を廃棄したのに
      注文が来てしまった

マイクロ波成形の特徴

  1. 樹脂を流動させずに
    溶融・固化させる

    • ウエルドが発生しないため、部分的な強度低下が起こらない
    • 配向が無いため、強度の方向性がない
    • 異種材料を一体成形できる
    • 成形品内部に種々のパーツをインサートできる
    • 射出成形では不可能な高粘度樹脂でも成形できる
  2. 成形時は常に低圧

    • 残留歪みが発生しないため、透明樹脂では複屈折が非常に小さくなる
    • ヒケ/真空ボイドが発生しにくいため、厚肉品の成形ができる
  3. 冷却は徐冷

    • 高い結晶化度が得られるため、結晶性樹脂では硬度が向上する
  4. 型表面温度≒樹脂溶融温度

    • 型の転写性が良くなり、加飾性に優れる

射出成形型との違い

型の主材質 重量 サイズ 耐久ショット数 メンテナンス性
マイクロ波成形
シリコーンゴム 軽い 小さい
(製品部のみ)
~ 30 shot 手軽
(サビの管理は不要)
射出成形
金属 重い 大きい
(モールドベースが必要)
数万 shot 面倒
(サビの管理が必要)

マイクロ波成形技術で
成形可能な樹脂

  1. 01

    熱可塑性樹脂を中心に、
    幅広い樹脂種の成形が
    可能です

  2. 02

    射出成形では成形できない、
    高粘度樹脂や粘性体/粉体状樹脂でも
    成形可能です

対応可能
非晶性樹脂
  • PS
  • AS
  • ASA
  • ABS
  • PMMA
  • PC
  • PC/ABS
  • など
結晶性樹脂
  • PE
  • PP
  • POM
  • PET
  • UHMW-PE
  • ETFE
  • など
エラストマー
  • TPS
  • TPO
  • TPE
  • TPU
  • など
生分解/バイオマス
  • PLA
  • 各種生分解/
  • バイオマス樹脂
  • など

※ 強化材入り材料は別途ご相談ください

対応に向け開発中
開発中
  • その他スーパーエンプラ
  • CF/GF強化樹脂
確立間近
  • PTFE
  • PFA
  • 非晶性フッ素
  • PEEK
  • PA系樹脂

SDGsへの貢献

マイクロ波成形は射出成形と比較し、
“省エネルギー” “少ない廃棄樹脂量”で
成形可能な環境にやさしい成形方法です

  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう

    9-4

    2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

  • 12 つくる責任 つかう責任

    12-5

    2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

    廃棄樹脂量

    97.9%の削減

    ※ 当社試算

    ※ 射出成形との比較

    ※ 1ショット目を得るまでに廃棄する
    樹脂量で比較

  • 13 気候変動に具体的な対策を

    13-1

    全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。

    CO2排出量

    97.1%の削減

    ※ 当社試算

    ※ 射出成形との比較

    ※ 1ショット目を得るまでに廃棄する
    樹脂量で比較